水素と宇宙
  • 46億年前のビッグバンの後、限りなく広大で物質の形態が多様な、絶え間なく動き発展し続ける銀河が形成されました。

  • 多くの銀河で構成された宇宙空間に最も豊富に存在する元素である水素はバリオン総質量の75%を占め、原子総数の90%以上を 占めています。

  • 私たちが普段見る光も、太陽ガスの中の主な成分である水素の核融合反応によって巨大な光が放射されたものです。

  • 自然界において水素とは最も軽く、密度が最も小さく、比率がきわめて小さな気体であり、生命の誕生を促進し、 人体の全元素の9.5%を占め、生命に化学エネルギーを与え、人体の健康を保証するものです。

水素と人体
  • 1937
    CaseとHaldaneが深度100mの飽和潜水実験を行った。
  • 1983-6
    COMEX潜水作業会社のHYDRA-Ⅲが深度91mの飽和潜水実験を行った。
  • 1983-11
    HYDRA- Ⅳが被験者6人による深度300mの飽和潜水実験を行った。
  • 1985-5
    HYDRA- Ⅴが被験者2人による深度450mの飽和潜水実験を行った。
  • 1986-11
    FructusなどHYDRA- Ⅵが8人のダイバーによる深度520mの飽和潜水実験を行った。
  • 1988-2
    HYDRA- Ⅷが6人のダイバーによる飽和深度520mでの5~6日の作業の実験を行った。
  • 1989-9
    深度300mで14日間滞在する実験を行った。
  • 1992
    COMEX潜水作業会社が再度HYDRA-ⅩとⅩⅠで飽和深度701mの最深記録を達成した。

水素は1937年に初めて潜水ガスとして試験研究が行われ、80年近くの潜水医学史において、数多くの専門家による多数の実験研究が行われ、水素ガスは中、大深度潜水の最も良い呼吸媒体であり、人体にいかなる毒性作用も生じないことが明確に実証されています。

水素の生物安全性に基づき、2014年に米国食品添加物安全事務局は、水中に溶けている水素ガスの使用は安全であるという声明を出し、2015年に中国は水素ガスを食品添加物とする国家標準を公布し、施行しました。

2011年にアスクレピオス医学(Ascleway)は、中国工程院のメンバーであり、著名な呼吸器病学専門家である鐘南山の指導の下、中国水素分子医学の門を開き、2013年には水素ガスによる治療を高濃度分野の研究に取り入れました。

30の科学研究機構との協力により、アレルギー性鼻炎、COPD、重症喘息、気管支拡張、脳虚血再灌流障害など50項目で基礎及び臨床研究に成果があり、アスクレピオス(Ascleway)は世界的な水素分子基礎研究及び臨床応用の開拓者となりました。

“水素ガス吸入療法 治療の臨床応用”
2016年11月30日、「水素ガス吸入療法」が厚生労働省の先進医療Bとして認可されました。 この先進医療は、心停止となって成人患者のうち、自己心拍が再開したものの、 昏睡が続く患者に対して、集中治療室で2%の水素ガスを添付した酸素を人工呼吸器で吸入する療法です。

厚生労働省告示第四百一号
厚生労働大臣の定める評価療養、患者申出療養及び選定療養(平成十八年厚生労働省告示第四百九
十五号)第一条第一号の規定に基づき、厚生労働大臣の定める先進医療及び患者申出療養並びに施設
基準(平成二十年厚生労働省告示第百二十九号)の一部を次のように改正し、平成二十八年十二月一
日から適用する。
平成二十八年十一月三十日
厚生労働大臣塩崎恭久
第三に次の一号を加える。
六十八水素ガス吸入療法心停止後症候群(院外における心停止後に院外又は救急外来において
自己心拍が再開し、かつ、心原性心停止が推定されるものに限る。)
厚生労働大臣の定める先進医療及び患者申出療養並びに施設基準の一部を改正する件